2016年03月13日

蹴球一徹

ご無沙汰しております。

2016シーズンが始まり、すでに2節が終了して、1敗(vs.北九州)1分け(vs.愛媛)のモンテディオです。第3節の徳島戦キックオフまで1時間を切りました。雪国チームの試練"開幕からのアウェイ3連戦"の最後を勝ってホームに戻ってほしいですね。

【蹴球一徹】を読みました。

反町康治監督(松本)、小林伸二監督(清水)、石ア信弘監督(山形)について、これまでに率いてきたクラブの番記者の方々が書いた本です。

モンテファンとしては必読ですよね。私の場合、読む順番は、@小林監督、A石ア監督、B反町監督でした。やっぱり佐藤円さんが書いている文章を読みたくて、小林監督の章を先に開いてしまいました。ノブリン、ごめんなさい。でも、どの章もとっても面白かったですよ。小林監督も石ア監督もますます好きになりました。反町監督については、試合後の会見コメントを読むのが好きな監督の一人ですが、本人が発する言葉からではなく、外からどう見えているのかがわかって、ちょっと、否、だいぶ好きになりましたね。←敵将なので小さい声(フォント)で言いました。

円さんが、
記者会見や毎日のように行っていた囲み取材の音源はほぼすべてストックしている。なかなか生かせずにいたその音源を、今回わずかだが世に出せたのはうれしかった。
とあとがきに書いています。私も、こういうのが読めてうれしかったです。

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2013年01月27日

出口のない海

よく訪問するお客様の事業場が変更となり、電車に乗る時間が増えました。手持ちの未読文庫の在庫が切れてしまい、手ぶらで外出するのが耐えられなかったので、急遽、妹に数冊貸してもらいました。その中から選んだのが【出口のない海】でした:

人間魚雷「回天」。発射と同時に死を約束される極秘作戦が、第二次世界大戦の終戦前に展開されていた。ヒジの故障のために、期待されていた大学野球を棒に振った甲子園優勝投手・並木浩二は、なぜ、みずから回天への搭乗を決意したのか。命の重みとは、青春の哀しみとは―。ベストセラー作家が描く戦争青春小説。[文庫背表紙の紹介文より]


人間魚雷とか、回天とかの文字を目にしてもぴんときませんでした。恥ずかしながら、特攻が空だけじゃなく海にもあったなんて知りませんでしたので。それに、野球には興味ないし、青春って気分でもありませんでした。でもなぜか手にした一冊だったのですが、やっぱり今年の読書運はついているみたいです。ぐいぐい引き込まれて、お客様訪問の行き・帰りの電車と、就寝前(気づいたら午前3時)の時間で一気に読み終わりました。

横山秀夫の作品は【クライマーズ・ハイ】を読んだことがあります。あれも面白かったのですが、人に勧められて読んだのでした。「横山秀夫=人から借りる本」みたいになっちゃってますが、今度は自分で買ってみようかなと思っています。


ラベル:横山秀夫
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2013年01月19日

短編工場

今年は読んだ本や観た映画のことをマメにアップしていきたいと思っています。どこまで継続できるかわかりませんが、さっそくいってみましょう!

集英社文庫の【短編工場

『かみさまの娘』桜木紫乃
『ゆがんだ子供』道尾秀介
『ここが青山』奥田英朗
『じごくゆきっ」桜庭一樹
『太陽のシール』伊坂幸太郎
『チヨ子』宮部みゆき
『ふたりの名前』石田衣良
『陽だまりの詩』乙一
『金鵄のもとに』浅田次郎
『しんちゃんの自転車』荻原浩
『川崎船』熊谷達也
『約束』村山由佳

伊坂目当てでしたが、太陽のシールは終末のフールで既読でした。(おとぼけさん)

その他の作家さんの作品も(が)良かったです。新年一発目にしては非常に良い文庫を選んだな、今年は読書運良いかも♪と勝手に思っております。

次郎ちゃんの『金鵄のもとに』は戦争ものがダメな人にはおすすめできませんが、私は魂をぐっとつかまれたみたいになりました。ひとつき後に命日を迎える祖父のことを思いました。おじいちゃんたちがいなかったら、いまのわたしたちも日本もなかったんだな、あたり前だけど。

熊谷達也の『川崎船』は東北訛りが活字になっているのを見るだけで目に膜が張りそうなのに、話の内容にも泣かされました。レビューしようと冷静に思い返すと案外ベタな話だったことに気づくのですが、読んでいる最中は主人公や登場人物に感情移入しているので、まったくそんなふうには思いません。まだまだピュアなこころを持ち合わせている自分に「やるじゃん!」って感じです。笑

一気に読めるので、面白い話たちを気軽に読みたい人に推薦したい一冊です。


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2011年04月12日

PK

仙台在住の伊坂幸太郎は無事なのか?ネットで検索した限りでは大丈夫みたい。良かった。

そんな伊坂の新作を読みたくて、雑誌【群像】を購入しました。

タイトルは【PK】

〜あるサッカーの国際試合で、決勝点となるPKはなぜ決まったのか?サッカー日本代表になった幼なじみ二人、妻と息子と暮らす作家、異例の早さで大臣となった政治家……。人には勇気を問われる一瞬がある。今、最も注目されている作家の一人である伊坂幸太郎の作品が、ついに「群像」に登場!〜

私は伊坂の【モダンタイムス】という作品に出てきた言葉がとても好きで、携帯にメモしているのですが、つい先日、ある人に―地震・津波・原発・余震で、これから日本はどうなってしまうのか心配で仕方がない、自らが悲観的であると認めるその人に―この言葉をメールで送りました:

「楽観とは、真の精神的勇気だ」


この言葉に匹敵するほど好きな言葉が、今回の作品【PK】に出てきました。でも、それは伏せておきます。この状況の日本で、今こそ読んで欲しい作品です。

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群像 2011年 05月号 [雑誌]


ラベル:伊坂幸太郎
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2011年03月08日

蒼穹の昴

モンテのオフィシャルイヤーブックを実家の姉に買ってもらい、送ってもらいました。そのついでに、浅田次郎の【蒼穹の昴】も送ってもらいました。

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初代ブログを振り返ると2005年の記事なので、読んだのはもう6年も前なんですね。今日から再び読み始めました。こんなに「もう一回読みたい!」と強く思わせる作品はそうそうないです。また寝不足な日々が来そうな予感。

















ラベル:浅田次郎
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2011年02月21日

悪名の棺

工藤美代子の【悪名の棺〜笹川良一伝〜】を読みました。

昨年末の会社のクリスマスパーティー(忘年会)で、社長が今読んでいて面白いと言っていたので、年末年始休みを利用して読んでみたのでした。

笹川良一とその風評を知らない私にとって、川端康成、ムッソリーニ、川島芳子、東条英機など、知った名前とのからみに食いつきそうなものですが、否。笹川良一という人物そのものにがっつり惹かれました:

金銭で騙された場合は埋め合わせる財力があったから何ごともなかったかのように済まされるが、人間関係から陥穽(かんせい)にはまったのを埋め合わせるのは容易ではない。しかも、決して口には出さずに腹の底で抑え、表情に出さない術は規格を超えていた。

笹川はよく「悪口をいわれても、利用されても"有名税"だと思って済ませれば笑えるもんだ」と言っていた。破格の胆力が備わっていたとみるべきか。

しかし、こうも言っている。

「女の嫉妬は可愛いもんだが、男の嫉妬は恐ろしい」とも。


わかる気がします。男性の妬みは怖いくらい...醜いです。


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2010年12月30日

マリアビートル

雪の白さがまぶしくて目が覚めました。今、新幹線で実家に帰ってるところです。

福島→米沢間の峠で目覚め、【マリアビートル】の続きを読み、今、読み終わりました!

東北新幹線はやて・こまち号(東京→盛岡)での話を、やまびこ・つばさ号に乗りながら読む。なかなかいい。

これぞ伊坂な練られたストーリーと小気味いい落ちに大満足です。



ラベル:伊坂幸太郎
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2010年12月14日

オー!ファーザー

伊坂幸太郎の【オー!ファーザー】を読み終わりました。

ただでさえ寒さで鼻の奥がつんとくる季節。クライマックスの4人の父親たちの言動に「つんっ」ときっぱなしでした。高校生の主人公・由紀夫と一緒に、純粋に"親"というものを何の疑いも無く受け入れ、信用していた小学生の頃にタイムスリップしてしまいました。ほんの一瞬ですけど。

久しぶりに伊坂の王道を読んだ満足感を得、今年の新刊のはずなのに懐かしいと感じました。あとがきを読んで納得。初出は【河北新報】等に2006年3月から2007年12月まで掲載されていた、伊坂初の新聞連載。なかなか単行本にできなかった理由は、伊坂自身が「何かが足りなかったのでは」「挑戦が足りなかったのでは」と感じていたこと。その背景には、「別のタイプの物語を書かなくてはならない」という思いが強くなったことがあったそう。【ゴールデンスランバー】以降を第二期とすると、【オー!ファーザー】は第一期の最後の作品と言えるそうです。

ちょっと前から気付いていましたが、実は私、第一期に属する小説たちのほうが好きです。

でも、読みが足りないだけかも知れないので、今後もじっくりと、新しいほうも読んでいきたいと思います。

かっこいいお父さん(たち)に出会いたくなったら、読んでみてください♪


ラベル:伊坂幸太郎
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2010年11月01日

永遠の0(ゼロ)

何週間か前にテレビで松井大輔が「今、この本を読んでいます」と言っていた【永遠の0(ゼロ)】を読みました。

日本からフランス、そしてロシアへ渡った松井が「海外に出て、自分が日本のことをさっぱりわかっていなかったことを自覚した。少しでも自国のことを知るために読んでいる」と言っていたので、ある意味、"チェック"のつもりで読みました。その本は、日本のことを卑下していないといいなと思って。

ゼロ=零戦

タイトルが示すとおり、太平洋戦争の話です。

読み始めてまもなく、私の心配は杞憂だったとわかりました。夢中になってどんどん読みました。自分やまわりも含め、実生活には心から尊敬できる人がそういません。物語の中でそんな人と出会えた喜び、反面、空しさ。でも、出会えた喜びのほうが断然大きいです。

今年一番感動した本。これからの人生で何度も読み返す作品になると思います。

永遠のゼロ.jpg
永遠の0 (ゼロ)
ラベル:松井大輔
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